諏訪神社
長崎市
貴賓室棟 御神輿蔵 回廊棟ほか 鉄骨造 平成7年
諏訪神社は9月の大祭「おくんち」で知られる長崎一の宮。その貴賓室棟・回廊棟をはじめ、平成3年の台風で壊滅的な被害を受けた各所の復旧工事である。「優美な外観を残しつつも、自然災害に負けない高度な耐久性を」という問題をクリアすべく、構造部分には鉄骨造、それ以外は木造という工法に取り組んでいる。鉄骨造と木造の取り合いの妙もさることながら、伊勢神宮(宝殿式年遷宮)の古材を活かし切った差配や、入母屋屋根・持ち送り桁鼻等に指物師ならではの造作技術が見受けられる。 |